漁業の現状と展望テーマにマリンセミナー開催
update 2004/7/31 10:12
世界レベルで漁業の課題を考えるマリンセミナー(函館国際水産・海洋都市構想推進協議会主催)が30日、函館市内のホテル函館ロイヤル(大森町16)で開かれた。学術・自治体関係者ら約120人が出席、漁業をめぐる世界の動向について聞き入った。
函館市が12月1日に渡島東部4町村と合併することから、セミナーには「新たな水産・海洋都市の誕生に向けて」と副題がついた。
講師は国際連合食糧農業機関(FAO、本部ローマ)の水産局長、野村一郎氏。「世界の漁業の現状と将来の展望」をテーマに、漁業資源の確保、不法操業問題、過剰漁獲などに対する世界レベルの取り組みを紹介した。このうち漁業資源について、「漁業生産の増加量の方が、人口増加を上回っている」と述べ、水産資源の確保が世界的に大きな課題となっているとした。
講演後、函館市が推進中の「函館国際水産・海洋都市構想」について、来場者から質問を受けた。野村氏は同構想に理解を示し、実現に向けエールを送った。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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