公立保育園6園の民営化固める

update 2004/7/30 10:12

 函館市の公立保育園民営化問題で、市は29日、2009年度までに桔梗保育園など6園を民営化する方針を固めた。このうち、07年までの3園民営化に伴う職員30人の見直しについて同日夜、市職労に申し入れをした。市が公式に、中期的な展望を示したのは初めて。

 市職労に提示した民営化計画では、入所児童数が増加している3歳未満の受け入れが可能で、大規模な改修が必要ないとして、05年度に桔梗保育園、06年度に亀田港保育園を予定。老朽化などから、移転改築が必要として、07年度に美原保育園、08年度に石川保育園、09年度はさくら保育園と鍛治保育園を統合し、民営化するとしている。6園で見直しになる職員は計53人。

 移管先については、児童福祉法に基づく保育園を設立して経営している社会福祉法人に限定。移転改築が必要な保育園については、市が土地を確保し、建物は移管先法人が整備するとした。

 移管先の選考は、05年は過去の応募実績を基に、学識経験者ら5人で組織する選考委員会が行う。06年から09年は、意向調査を行ってから選考。それ以降については、民営化の実施状況などを検証しながら、民営化推進を図る。

 市は、本年度の民営化を目指していたが、保護者らの「早急」との声を受け、延期していた。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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