有効求人倍率３カ月連続の増加、改善傾向見られる

update 2004/7/29 10:11

　函館公共職業安定所が２８日発表した６月の道南雇用情勢によると、求職者１人に対する求人数を示す有効求人倍率は、前年同月比０・０３ポイント増の０・４３倍で２カ月連続で上回った。先行指数となる新規求人倍率も同０・０５ポイント増の０・８２倍とプラスが３カ月続いており、同職安は「厳しい雇用環境が続いているが、改善傾向にある」とみている。

　月間有効求職者数は１万９２８人と前年に比べ４・９％減少したが、月間有効求人は４６７５人と２・３％増加。新規では、求職者、求人ともに前年を上回っており、それぞれ、同２・７％増の２６７９人、同９・４％増の２１９７人だった。

　新規求人を産業別でみると、製造業が前年落ち込んだ反動もあり、同９４・５％増の３５４人と大幅な伸び。卸売・小売業・飲食店も同９・２％増の５７２人とプラスを確保した。

　サービス業が同４・５％減の８２４人、建設業が同２３・２％減の１９２人で、ともに前年割れ。サービス業では、これまで好調だった医療・教育が同９・６％減２５５人と、昨年７月以来のマイナスとなった。

提供 - 函館新聞社

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