函館港上半期貿易概況 輸出入とも好調
update 2004/7/28 10:09
函館税関は27日、2004年上半期(1―6月)の函館港貿易概況を発表した。貿易額は、輸出が前年同期比57・6%増の66億4900万円、輸入が前年同期比17・3%増の59億5000万円で、輸出入ともに二けた台の伸びを確保し、3期ぶりに前期を上回った。輸出入バランスは6億9900万円の出超。
輸出は、主力の船舶が前年より1隻増え、3隻となり、取引額は同48・0%増の56億1600万円に上った。続く鉄くずは、韓国向けが増加するなどし、同2・9倍の8億300万円。魚介類・同調整品は同6・5倍の2億900万円にも上り、紙製品や漁網の全減を補った。
輸入は、木材や動物性油脂が前年割れだったが、メーンの魚介類・同調整品はサケ・マスの倍増で、他のマイナスを補い、同4・3%増の24億9600万円と堅調。石炭が同25・3%増の10億8000万円、石油製品が同2・2倍の9億8300万円、小麦・メスリン粉が同15・7%増の8億3300万円―なども下支えとなった。
同税関管内の北海道と青森、岩手、秋田の3県では、輸出が同14・9%増の1678億7600万円と過去最高。北海道が過去3位の高水準で、岩手が電気部品で飛躍的に伸びたのも影響した。輸入は原粗油の減少などにより同7・4%減の4629億3400万円で、2002年同期以来のマイナス。輸出入バランスは2950億5800万円の入超となった。
提供 - 函館新聞社
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