見晴公園でホタルを観賞しませんか
update 2004/7/28 10:08
幻想的な夏の夜を楽しもう―。函館ホタルの会(工藤恵美会長)は、函館市見晴町の見晴公園で、ホタルの観賞会を開いている。昨年は冷夏の影響などでホタルの数が極端に少なく、観賞会を中止したが、ことしはすでに100匹以上が飛んでいることから2年ぶりに実施することにした。期間は31日までで、同会会員がガイド役で同行する。同会では「まだ以前のような数千匹という数には戻っていないが、十分に観賞できる」と来場を呼び掛けている。
昨年は冷夏で水温が上がらなかったことなどからホタルの数が激減。7月末の調査では10匹ほどしか飛んでおらず、恒例の観賞会も公的には実施しなかった。
しかし、ことしの夏は暑い日が多く、25日の下見では、同会が100匹を超えるホタルが飛んでいるのを確認。以前ほどの数ではないが観賞に値するとし、観賞会を開くことに決めた。この日はホタルの里を知っている市民ら約100人も自主的に訪れるなど、観賞スポットらしいにぎわいを見せたという。
観賞会は31日まで実施。午後7時半すぎからが見ごろで、同会会員がホタルの生態などを解説する。観賞は自由だが、殺虫剤や虫よけスプレーなどは禁止。長袖シャツを着て、うちわを持参するとよい。問い合わせは工藤会長TEL56・1978。
同会は1991年に発足。同公園内の池や小川にヘイケボタルの幼虫を放流するなどの活動を続け、ホタルの里づくりに取り組んでいる。数年前までは100匹しかいなかったホタルも、一昨年までには数千匹を数えるほどに増加。夏休み直後に行っている観賞会には例年2000―3000人が訪れる。(池田比佐史)
提供 - 函館新聞社
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