道南一帯激しい雷雨 知内町では1時間に90ミリの記録的降雨
update 2004/7/27 10:16
道南地方は26日夜、各地で雷を伴う局地的な強い雨に見舞われた。知内町では午後7時までの1時間に約90ミリの記録的な大雨となった。函館市内でも函館山ロープウェイが落雷による停電で一時、運転中のゴンドラが止まるなど、さまざまな影響が出た。函館海洋気象台や関係機関は、土砂災害や河川の増水に注意を呼びかけている。
■ロープウエー
函館山ロープウェイは午後6時40分ごろ、落雷で停電に見舞われ、上下2便が運行中に停止。運転は間もなく再開されたが、同50分以降の便はすべて運休となった。山頂には約90人の利用客が居たが、いずれも代替のタクシーやバスで無事、下山した。
■停電
北電によると、落雷により、上磯町や函館市などで約8000戸が停電した。同社は復旧作業を進めているが、午後10時現在、上磯町などで約1500戸が停電。
■冠水
函館市消防本部には市内湯川方面を中心に、床下浸水や下水溝の水があふれたなどの通報が相次いで寄せられた。午後10時までに約30件の通報があったが、けが人の情報は入っていない。
■市電
函館市交通局の市電駒場車庫では午後7時過ぎ、車両の整備工場に落雷があり、車両を移動させるトラバーサーという機材を直撃した。当時、建物内は無人でけが人はなく、車両への被害もなかった。
■交通網
JRは津軽海峡線の木古内―知内間で午後6時40分ごろから、約1時間半にわたり運転を見合わせた。函館発八戸行きの特急スーパー白鳥17号など、同線と函館線で特急列車4本に最大約80分の遅れが発生し、約350人の足が乱れた。
函館空港では日本航空(JAL)の東京行き最終便が、落雷の危険を回避するため、約2時間遅れで出発した。(奥山秀俊、小泉まや)
提供 - 函館新聞社
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