猛暑特需 プールやビアガーデンにぎわう

update 2004/7/27 10:16

 4年ぶりに真夏日を記録するなど、暑さが続く函館。26日の最高気温も28・0度に達した。暑い夏ともなれば活気づくのが夏物商戦で、小売店の関連商品は例年の2、3割増の売り上げとなっている。プールやビアガーデンも連日、涼を求める市民や観光客で大にぎわい。“猛暑特需”の到来に、さまざまな業者が色めき立っている。

 プールは、あまりの暑さで外出を手控えた人の「駆け込み寺」となった。小中学生が夏休みを迎えたこともあり、函館市民プール(函館市千代台町)では、25日の無料開放には昨年より2割多い1500人が来場。函館スパビーチ(上磯町七重浜)も例年の1割アップにつながった。

 ホテルテトラ(函館市梁川町)の屋上ビアガーデンの入り込みは、23、24両日、例年の2倍に上る550人を記録。ことしは“仕事の後の一杯”を求める会社員が多く、「まだまだ伸びそう」と期待を寄せている。

 棒二森屋(同若松町)は、半袖を中心に婦人服が好調で、売り上げは例年の2割増し。ハンカチ、日傘はそれを上回る売れ行きだ。イトーヨーカドー函館店(同美原)では、水着が4割増と飛ぶように売れている。

 冷たい物の代名詞「氷」も好調で、函館水産製氷協同組合(同大手町)も例年の2割増し。ソフトクリームを販売する「北海道ソフトの家」(同元町)では3割増に上る勢いで、溶けそうなソフトクリームで涼を取る観光客の姿が多く見られる。

提供 - 函館新聞社



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