男女共同参画、意見提出ゼロ
update 2004/7/26 10:49
函館市男女共同参画に関する条例検討懇話会(窪田良弘会長、委員12人)がまとめた条例素案に対する意見提出(パブリック・コメント)が低調だ。7月7日から募集しているが、寄せられた意見はゼロ。男女の人権を尊重した社会を作るための条例に市民の幅広い声を反映させるが目的で、市男女共同参画課は8月8日まで大勢の市民からの幅広い意見に期待している。
素案によると、条例の名称は「男女共同参画推進条例」。男女共同参画社会の実現に向け、市や市民の責務を明示。特に、「教育に携わる者」の責務や男女共同参画に関する教育・学習の振興に必要な措置を講じるよう求めるなど、教育の重要性をうたっている点が特徴だ。
同懇話会は、パブリック・コメントを元に素案を見直し、最終案をまとめる。これを受け、市は来年2月の議会に条例案を提出する予定。同課は「意見が1件もないということは関心が低いということ。より良い条例を作って、啓発に努めていかなければならない」と話している。
意見提出に必要な資料は、市役所本庁舎と3支所などのほか、12月1日に合併する戸井、恵山、南茅部の3町と椴法華村の各役場でも配布中。市と4町村に在住か通勤・通学している人が対象。意見は郵便、電子メール、ファクス、持参で受け付ける。提出先は同課(〒040―8666、函館市東雲町4―13)。ファクスは0138・23・7173、メールアドレスは「danjokyodo@city.hakodate.hokkaido.jp」。問い合わせは同課0138・21・3470。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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