来春閉校の大崎小児童が防波堤に壁画描く

update 2004/7/25 15:26

 【上ノ国】来春の統廃合が決まり、閉校する上ノ国町立大崎小(森松治校長)の児童8人が24日、地域にある大崎漁港の防波堤に色とりどりの魚をデザインした巨大な壁画を描いた。壁画には大きな「ありがとう大崎小学校」の文字も書き込まれ、子どもたちは仲間との思い出と同小での日々を胸に刻んだ。

 同小では1995年ごろから、子供会活動の一環として、夏休み前後に同漁港の防波堤で壁画制作を続けている。岸壁には1999年から昨年までの壁画が約50メートルにわたり描かれており、大漁と漁の安全を願い、イカや魚など海にちなんだ絵が並んでいる。

 同日は児童8人とともに教職員、保護者約10人も参加した。約15メートルのコンクリート壁に、クジラや同漁港でも水揚げされるイカやタコ、カジカ、ウニなどをペンキで描いた。子供たちは顔じゅうをペンキだらけにしながら熱心に制作を続けていた。

 1年生から壁画制作に参加している児童会長の川島裕哉君(6年)は「みんな一緒に汗をかきながら描いたという達成感が良かった」と笑顔を見せた。5年生の小林遼佑君は「今回で壁画が終わりになると寂しい。最後だからしっかり描いて、絵がいつまでも残って欲しい」と話していた。

 同小は児童減少や校舎老朽化などを理由に来年3月末で閉校。4月からは同じ町内の上ノ国小に統合される。

提供 - 函館新聞社



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