灯ろうの光が湖面を彩る〜大沼湖水まつり〜

update 2004/7/25 15:26

 【七飯】第95回大沼湖水まつり(同実行委、大沼観光協会、七飯町主催)は24日午後5時、大沼公園広場をメーン会場に開幕。伝統の灯ろう流しが行われ、湖面に漂う幻想的な光が来場者を魅了した。

 1906(明治39)年、地元の僧侶が水難事故の犠牲者を弔うため始めた慰霊祭が起源。現在は歌謡ステージなどの各種イベントも合わせて行っているが、水難者を悼む伝統は確実に受け継がれてきた。

 午後6時半、灯ろうを手にした約50人の行列が大沼国際交流プラザ前を出発。会場で慰霊祭を営み、湖面に約1000個の灯ろうを放した。来場者は水面に浮かぶやわらかな明かりに酔いしれた。同8時からは花火大会も行われ、約1000発の花火が大沼の夜空を彩った。

 25日は、公園広場特設ステージで午後5時45分から、門倉有希さんら4組が出演する「かがり火コンサート」、同7時からは灯ろう流し、同8時からは花火大会がそれぞれ開催される。

提供 - 函館新聞社



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