南茅部町長逮捕で市長「4首長で合併カバー」
update 2004/7/23 12:31
函館市の井上博司市長は22日の定例記者会見で、公選法違反容疑で南茅部町の飯田満町長が逮捕されたことについて、「(12月1日に合併する)4町村のまとめ役だっただけに、大きな影響がある」と、表情を曇らせた。また、10―20日の日程で訪問した米国、カナダの海洋都市などの視察概要を説明し、一定の成果があったことを強調した。
飯田町長の逮捕について、井上市長は「法定協議会ですべて決めたが、たとえば病院をどうするかなど、詰める部分がある」とし、今後への影響を懸念。その上で「できるだけ4市町村の首長でカバーして合併を実現していきたい」と述べた。
12月1日の合併まで任期約3カ月の町長を決める選挙など、同町の今後について、「町がどういう判断をするか推移を見守りたい」と話した。
また、七飯町と鹿部町の法定協議会が解散を決めたことについては、「現時点でどうこう申し上げられないが、残念だ」と述べた。
海外視察は、福島恭二市議会議長、高野洋蔵函館商工会議所会頭ら13人とともにカナダ・ハリファクス市、米国のボストン市とニューポート市の3都市を訪問した。
今年で姉妹都市提携20周年を迎えたハリファクス市ではピーター・ケリー市長と懇談。「はこだてクリスマスファンタジー」へのモミの木の提供について礼を述べ、「来函を呼び掛け、友好親善を強めた」という。
ボストン市のニューイングランド水族館について「築30年ほどだが、年間130万人の利用があるということで、大変勉強になった。水生生物の保護にも力を入れているようだ」と話し、計画中の水族館構想を進める上での参考とする考えを示した。
ニューポート市では、ペリー提督の函館来航150周年を記念した「黒船祭」に出席。「開会式や晩さん会で函館をPRしてきた」と振り返った。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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