補導件数43%増加、喫煙の6割が女子
update 2004/7/23 12:30
函館市青少年補導センターは、2003年度の市内での補導状況をまとめた。補導した未成年は延べ804人(男子333人、女子471人)で、02年度の562人より43%増加。補導行為の内容は例年同様、喫煙が96%と圧倒的に多かったが、その6割を女子が占め、調査開始から44年目で喫煙の女子補導者が初めて男子を上回った。
同センターは、午前10時半から午後零時半までだった専任補導員の巡回時間を03年度、午後4時半から同6時半に変更。青少年の生活実態に合わせたことで補導数が増加したと分析している。
内訳は高校生が492人(61・2%)、無職少年が190人(23・6%)と、合わせて80%を超えた。02年度にあった薬物乱用での補導はなかった。
補導場所は、カラオケボックスが90%(724件)と圧倒的となった。カラオケボックスでの補導は、98年度は36・3%(237件)で、「デパート・商店」の37・4%(244件)を下回っていたが、99年度に44・1%(310件)に達し、デパート・商店(28%、197件)を上回った。2000年度には51・1%(269件)と半数を超え、01年度53・6%(249件)、02年度73・9%(415件)と伸び続け、03年度に90%にまで達した。
同センターは、夏休み時期を前に、市内のカラオケボックスなどに非行防止の協力を要請。青少年に対しては、気の緩みなどから非行に走ることがないよう、注意を促している。(後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。