湯川海水浴場「大入り」昨年の1・46倍

update 2004/7/22 11:31

 全国的に炎暑となる中、函館も夏らしい日が続き、4日に海開きした函館市の湯川海水浴場には連日、大勢の親子連れや若者が訪れている。19日までの入場者は8200人で、昨年同期(5600人)の1・46倍。市は、過去最高の人出を記録した1997年の6万人を超えられるのではと期待している。

 冷夏と長雨がたたった02年同期の入場者数は、わずか1600人で、今年は5倍以上。同日までの一日の最高入り込み数は、今年は1800人で、02年の200人の9倍、03年の900人の倍となった。市は順調な入り込みについて「市民が“数年ぶりの夏”を感じている証拠では」としている。

 また、安全性の高い海水浴場であることも人気の一因と分析。8月31日までのオープン中は毎日、函館地区水上安全奉仕団のメンバーが4―6人体制で監視を実施しているほか、函館地区救急法赤十字奉仕団のメンバー1人が救助に当たる体制を整えている。

 市としても、同海水浴場の管理事務所に管理人を数人配置。ネットの点検管理や迷子、落とし物などに対応し、快適な海水浴場の提供に努めている。

 同海水浴場は95年に国内初のネット式海水浴場としてオープン。それまでは、急に深くなる海の形状などにより、死亡事故の発生もあったが、整備オープン後は起きていない。

 市教委スポーツ振興課は「ここまでは順調。心配なのは8月の台風で、近づくだけで気温が下がるほか、高波が発生し、安全面上も好ましくない」として、今後の天候を注視している。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



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