水産・海洋都市構想推進協が研究者シーズ集作成
update 2004/7/20 10:32
函館国際水産・海洋都市構想推進協議会(会長・高野洋蔵函館商工会議所会頭)は函館市内の研究者情報を紹介する「シーズ(種)集」を作成し、ホームページ(HP)で掲載を始めた。北大水産学部や公立はこだて未来大などの研究者約200人の研究テーマや活動内容を紹介。産学連携の共同研究に向け、企業へのメッセージも盛り込んでいる。企業と研究者を結びつけることで、同構想の推進を後押しする考えだ。
シーズ集には北大水産学部76人、道教大函館校15人、公立はこだて未来大42人、函館大7人など、10学術研究機関から計206人の研究者情報を掲載。函館市内の全研究者約500人の4割をカバーした。主要な研究テーマや研究領域の概要と特徴、応用可能な分野などを紹介しているほか、学外活動、学会活動、論文、著書、企業に向けたメッセージを披露している。
今月中旬に開設した同協議会のHPのコンテンツ(情報内容)に盛り込み、米アドビシステムズの文書表示方式「PDF(ポータブル・ドキュメント・フォーマット)」ファイルで閲覧できる。1人当たり2ページで構成し、「海洋」や「コンブ」などのキーワードで、研究者を探す検索も可能だ。
今年5月に同協議会と日本政策投資銀行がまとめたアンケート調査では、研究者、企業とも共同研究に高い関心を示しているものの、実際に取り組んでいるのは企業で4割。「相手が何を欲しがっているのか、どのような研究を行っているのか分からない」との回答が多く、両者を結びつける手だてが、最大の課題に挙がっていた。
同協議会事務局は「今後、研究者数などをさらに充実させ、産学官連携をサポートしたい」と話している。同協議会のHPアドレスは、http://www.marine−hakodate.jp/
提供 - 函館新聞社
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