ボランティアが市電に乗り込み観光ガイド
update 2004/7/20 10:31
函館観光ボランティアサークル・愛(小島洋一会長)は今週と来週の週末を中心とした8日間、「市電観光ガイド」に挑戦する。九州からの観光客が利用する市電(貸し切り)に同乗し、線路沿いに街並みや歴史を説明、函館観光発展の一翼を担う。小島会長は「函館観光に、しかも市の顔ともいえる市電にかかわる観光事業に協力することができてうれしい」と意欲を見せている。
実施期間は7月23―26日、7月30日―8月2日の8日間で、九州からのチャーター便で来函する観光ツアー客の一部を対象に実施する。
19日現在、催行概要は26日分まで決定。観光客の数は23日140人、24日105人、25日130人、26日は159人で、連日100人以上となっている。同期日間の貸し切り車両は、湯の川―函館駅前(午前8時15分発)2本、函館駅前―五稜郭公園前(同9時半発)4本の計6本で、1車両に1人のガイドが乗り込む。湯の川発に乗り込んだガイドは函館駅前発を兼ね、計4人で対応する。
車内ではボランティアが函館市や市電について説明するほか、沿線の函館競馬場、遺愛女子高校、五稜郭、朝市などについて紹介。このほか箱館戦争やペリー来函、大火などの歴史にも触れるという。
同サークルでは事前に市電に乗車し、実際の運行時間と説明の兼ね合いをチェックするなど、市電ガイドとしての研修を重ねてきた。23日の初便にガイドとして乗り込む小島会長は「数日間に及ぶ市電観光ガイドは初めての試みで、受け入れ準備も万全。ぜひ成功させたい」と話している。(池田比佐史)
提供 - 函館新聞社
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