夜景といさり火を船上から満喫
update 2004/7/20 10:30
【江差】江差―奥尻航路を結ぶ東日本海フェリーのアブローラおくしり(2270トン)を貸し切り、江差の夜景や最盛期を迎えたイカ釣り漁のいさり火を楽しむ「福祉の集い・ふれあい船の旅」(同実行委主催)が18日夜に行われた。
「船の旅」は江差の良さを実感しながら、年齢や障害の有無にかかわらず地域の一体感を高めてもらおうと1999年以来、5年ぶりに企画された。同日は地域の高齢者や障害者、家族連れら約330人が乗船。ボランティアの江差南高校生徒や町職員らがサポートした。
フェリーは午後6時半に江差港を出港。甲板上から、真っ暗な沖合でイカ漁を行う漁船の様子を間近で見学した。同町内の主婦(72)は「漁をこんなに近くで見るのは初めて。感動しました」と笑顔で話していた。
フェリー乗組員によるイカ釣りのデモンストレーションも行われ、身を乗り出した乗組員が海中に釣り糸を垂れ、イカを見事に釣り上げると、見守る乗客から歓声が上がった。
船内では「江差謡道会」のメンバーによる民謡ショーやカラオケ大会など多彩なイベントも催され、参加者は洋上での楽しいひとときを過ごした。
実行委の田畑栄市会長は「厳しい時代の中で地域全体が助け合うことが大切。5年ぶりの企画だが、参加者の心が一つになったと感じた。開いて良かったと実感した」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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