江差高等看護学院で初のオープンカレッジ
update 2004/7/20 10:30
【江差】道立江差高等看護学院(江差町伏木戸)で19日、1998年度の開校以来初めての「オープンカレッジ江差高看―看護学校をのぞいてみませんか」が開かれた。地域の高校生や地域住民が、看護師を目指す学生による看護技術の実演やゼミナール発表などを熱心に見学した。
家庭での介護に必要な技術を学ぶため、実習用の浴室などを備えた「介護実習室」では、手足に障害がある人の入浴や、電動リフトを使ったベッドから車いすへの移動などを学生が実演した。
実演を担当した林咲恵さん(3年)は「家族の介護が必要な人たちに、少しでも移動などを楽にできる方法を見てほしかった。普段の実習と違い、多くの人が見ていたのですごく緊張しました」と感想を語った。
同日は、人体の仕組みや病気など10のテーマについて学習成果を発表するゼミナール発表も公開で行った。学生が真剣な表情で行う発表を多くの見学者が聴き入っていた。
病院の病室を模した「看護実習室」では、患者の洗髪や姿勢転換などを学生と見学者が一緒に体験。見学者は「ベッドでの姿勢転換はなかなか難しいですね」「自分たちにもいつ必要になるか分からない。体験できて良かった」と感心した様子で話した。
同学院の斉藤共子教務主幹は「看護職を志望する高校生には関心を持って見てもらうことができた。オープンカレッジを通じた地域住民との交流も進めていきたい。来年度以降も続けて企画したい」と意欲を見せている。
提供 - 函館新聞社
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