夜空彩る花火大会 多くの観客を魅了

update 2004/7/19 16:17

 函館新聞社第8回函館港花火大会が18日午後7時45分から、旧函館シーポートプラザ一帯で開かれた。緑の島と同港内から約3500発の花火が次々に打ち上げられ、光の大輪が夜空を鮮やかに彩り、本格的な夏の到来を告げた。

 「海の日」制定を記念し、函館新聞社が創刊した1997年から毎年開催している。今年のテーマは「星空の映画館」。趣向を凝らした花火と、名画のサウンドトラックなど、大音響のBGMが融合し、見物客から大きな歓声が上がった。

 このほか、イカやタコの形をした花火など、ほかではあまり見られない打ち上げが続き、関連イベントのバンドライブなどもにぎわいを見せた。

 ○…観覧場所のメーンとなった豊川ふ頭には、午後5時ごろから徐々に観客が増え始め、打ち上げ開始時刻の同7時45分にはぎっしりと埋まった。花火が打ち上がるたびに夜空を見上げ、夏本番ならではの催しを満喫した。

 函館市美原5の会社員、永岡賢助さん(38)は4家族、10人で来場。「今回で2回目ですが、スターマインなど、迫力のある花火が良かった」、長女の雪乃ちゃん(5)は「ピンク色の花火がとてもきれいだった」と笑顔を見せていた。

 同市港町1の主婦、小室路子さん(32)は今回、初めて会場に足を運んだ。「午後5時半ぐらいに来ましたが、最前列で見られて最高の気分。来年の大会が、いまから楽しみ」と話していた。

 ○…FMいるかによる恒例の実況生中継は、今年もラジオ放送と場内放送の2種類で行われた。同局のパーソナリティーが息の合った会話で、大会の模様を詳しく伝えた。

 このうち、ラジオ放送は皆方昭司さんと斉藤貴美子さんが担当。打ち上げに合わせ、思い出の曲を流し、エピソードを紹介するリクエスト花火などの企画もあり、ラジオを手にした観客たちを楽しませた。

 ○…函館シーポートブルースライブ2004にも大勢の音楽ファンが集まった。ベテランの横道坊主や、函館のワナワナブラザーズなど4組が出演。花火の華やかさに負けない、演奏による熱い火花を散らした。

 カップルで来場した函館市亀田本町の会社員、東海林貴行さん(30)は「毎年楽しみにしている、函館では珍しい野外ライブ。今年も良い演奏が聞けて良かった」と話していた。(奥山秀俊・上杉幸生)

提供 - 函館新聞社



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