古のロマンに思いはせ
update 2004/7/18 15:46
同志社大学創始者、新島襄(1843―1890年)の海外渡航記念祭が、17日午後6時から函館市大町にある海外渡航記念碑前で行われた。市民ら約40人が碑に花などをささげ、140年前の新島の勇気と情熱に思いをはせた。
新島襄は、海外渡航が禁じられていた1864(元治元)年7月17日、大町の岸壁から出国。アメリカで学んだ後、帰国して同志社大学を創設した。
渡航記念祭は、その偉業をたたえようと、新島襄パトスの会(宮腰善行代表)が、脱国日に合わせて2000年から開いている。
和太鼓演奏が鳴り響く中、出席者が碑前に一輪ずつ献花し、アメリカ国歌のトランペット演奏をささげた。宮腰代表は「幕末の自由都市、函館を渡航の地に選んだ新島襄には、生命をかけた熱いロマンがあった。鎖国の禁を破って海外に脱国して飛躍した青年の決意をたたえたい」とあいさつ。碑前に自作の句「襄の碑や百世の馨(かおり)日の光」をささげた。
提供 - 函館新聞社
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