公選法違反で南茅部町長逮捕
update 2004/7/17 10:10
【南茅部】11日に行われた参院選に絡み、役場職員に票の取りまとめを依頼したなどとして、函館中央署と道警函館方面本部捜査課などは16日、南茅部町尾札部455、南茅部町長、飯田満容疑者(67)を公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで逮捕した。調べに対し、同容疑者は大筋で容疑を認めているという。同署などは同日、役場や同容疑者の自宅などを家宅捜索、捜査を進めている。
調べによると、同容疑者は5月中旬から6月中旬にかけ、町の幹部職員ら10人前後に対し、自民党比例区から立候補した笹川博義氏について、後援会への入会を勧めた上、知人らにも入会を働きかけるよう依頼するなど、票の取りまとめを働きかけた疑い。同容疑者は役場庁舎内での執務中などに、職員へ支持を頼んでいたという。
笹川氏は落選している。
飯田容疑者は町へ多額の寄付をしている町出身の会社経営者から、この候補を応援するよう頼まれたとみられる。
同容疑者は「町民、職員に心配と迷惑をかけ申し訳ない」と話しているという。
飯田容疑者は、1936年尾札部村(現南茅部町)生まれ。尾札部漁業高校(現南茅部高校)を卒業し、1956年に尾札部村役場(現南茅部町役場)入り。経済部長、地域産業振興センター長などを経て、83年に町長初当選。その後、5期連続で町長を務め、昨年8月から6期目。
提供 - 函館新聞社
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