新市名称巡り折り合いつかず、七飯との合併解消へ

update 2004/7/17 10:10

 【鹿部】鹿部町議会の市町村合併調査特別委員会(佐藤頼幸委員長)は16日、七飯町と進めている合併協議を解消する方針を固めた。新市の名称問題をめぐり、七飯側の対応に不信感を募らせた末の結論とみられる。

 17日に松本豊勝町長、盛田鉄次町議会副議長が七飯町役場を訪れ、水嶋清町長、松田朝治町議会議長に協議解消の意向を伝える模様だ。22日には七飯町で法定協議会が開かれる予定となっており、この場で正式に解散が決まる見通し。

 関係者によると、この日の委員会では新市の名称をめぐって七飯町議会とこう着、対立している状況を受けて、七飯との協議打ち切りを求める議員が大勢を占めた。

 両町は来年2月1日の合併を目指し、昨年6月に任意協議会を、法定協議会は道南では最も早い昨年9月に設置。七飯が鹿部を吸収する「編入方式」を採用して、協議を進めてきた。

 新市の名称については町民アンケートの結果、名称選考委員会が今年3月に「七飯」「ななえ」「大沼」の3候補に絞ったが、4月、合併特別委で「七飯市」と議決した七飯町議会と、観光振興の面から「大沼市」を推す鹿部町議会との間で、意見が真っ向から衝突した。

 この間、両町の議員同士で会合を持つなどして収束を図ったが、事態は打開できず、協議会は4月30日の第9回会合を最後に開かれていなかった。

提供 - 函館新聞社



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