彫刻家の流さんが市民に「サキモリ」寄贈

update 2004/7/17 10:09

　函館市民に作品を寄贈する意向を示していた、日本を代表する彫刻家、流政之さん（８１）＝香川県在住＝が１６日来函し、ホテル函館ロイヤル（函館市大森町１６）で作品をお披露目した。

　流さんの代表シリーズ「サキモリ」で、ブロンズ製、高さは約１・８メートル。シリーズの他作品同様、胸となる部分に風穴を開けているのが特徴。ＪＲ函館駅のロトンダ（円形の塔）の下に１７日から展示される。

　作品披露には、流政之氏を応援する会（柳沢勝会長）の会員ら約１００人が出席。柳沢会長が市民を代表し、作品を受け取った。柳沢会長は「サキモリを頂いたことを契機に、観光だけでなく、芸術や文化も発展させていきたい」と感謝の言葉を述べた。

　サキモリの除幕式は、１７日午前９時１５分から。流さんは同日、同駅の１日駅長を勤める。

提供 - 函館新聞社

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