文教堂が森文化堂桔梗店跡地に出店

update 2004/7/15 10:42

　書籍、ＣＤなど販売大手の文教堂（本社・神奈川県川崎市）は、５月に自己破産した森文化堂の旧桔梗店（函館市桔梗３の３０）を、文教堂桔梗店として、２４日に新たにオープンさせる。函館での書店の相次ぐ閉店、撤退に伴い「地元消費者の書店へのニーズが高い」と判断、複合商業施設としての同店の高い立地条件から出店を決めた。書籍、ＣＤ、文具を販売、市内北東部のほか、七飯、森などの近郊町からの来店も見込んでいる。

　旧桔梗店は国道５号沿いで、ファストフード店、ドラッグストア、スーパーなどと近接、複合商業エリアになっている。同社の函館出店は、１９９７年に出店した湯ノ川店（湯川生協内）に次いで２店舗目。建物所有者と賃貸契約を結ぶ形で営業する。

　建物は平屋建てで店舗面積は約２５０坪（約８２５平方メートル）。広さは湯ノ川店の３分の２ほどだが、「湯ノ川店で展開しているビデオレンタルをしないため品ぞろえはほぼ同規模」（同社）という。書籍をはじめ音楽などのＣＤ、文具を販売する。「住宅地という立地条件を考慮し、主婦など女性や子ども向けの雑誌やコミックスなどを充実させたい」（同）。

　現在、店内外の改装作業を進めており、１８日をめどに終了、その後商品の搬入などの開店準備に入る。また、オープン当日と翌２５日には記念イベントも予定している。桔梗店店長に着任予定の五十嵐教晃湯ノ川店店長代理は「地域密着を基本に、いずれは函館・道南関連本コーナーの展開など、工夫していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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