参院選、無効票大幅に減少
update 2004/7/14 10:27
第20回参院選の開票結果で、道南(渡島、桧山管内)の無効票の割合が前回(2001年)より減少した。有権者が前回の制度変更に慣れたことや各選管の啓発などが奏功したとみられる。また、前回一部選管で混乱があった開票作業も、今回は順調に進んだという。
比例代表に非拘束名簿方式が前回から導入された。比例代表も候補者名で投票できるため、有権者が道選挙区と混同することが懸念されていた。道選管渡島、桧山両支所は、投票用紙配布時に呼び掛けたり、記載台上に候補者名や政党名を目立たせるよう各選管に伝えていた。
両支所によると、今道選挙区の道南の無効投票は9675票で、無効投票率は4・04%(前回は8・22%)。比例代表の無効投票数は1万816票で、無効投票率は4・51%(同4・79%)となっている。
無効投票率が最も高かったのは、道選挙区では奥尻町の6・51%(153票)で、全道平均の2・99%の約2・2倍。比例代表では椴法華村が9・54%(70票)で、十勝管内足寄町、同浦幌町に次ぎ、全道で3番目に高かった。
両町村とも、道選挙区の投票用紙に比例代表の候補者の名前を書いたり、参議院名簿に届け出のない政党名が記されるなどのケースがみられたという。
函館市の無効投票率は、道選挙区が前回比4・03ポイント減の4・09%(5075票)、比例代表が同0・09ポイント減の3・36%(4172票)だった。
一方、開票作業自体は「問題は何もなかった。大体、想定した時間通りだった」(両選管)。懸念されていた比例代表も、候補乱立から分類が複雑だった前回に比べると、今回は開票分類も減ったため、大幅に作業時間が短縮されたという。
提供 - 函館新聞社
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