大沼に温泉施設

update 2004/7/14 10:27

 【七飯】1998年から遊休状態が続いている、旧ホテルニットー大沼(七飯町大沼322)の建物を使った温泉施設「野畔(あぜ)の花」が25日にオープンする。天然温泉のほか、岩盤浴、歩行浴などを備えた複合施設となる予定で、現在、オープンに向けた工事が急ピッチで進んでいる。

 今年3月に土地、建物を買収した森町駒ケ岳の社会福祉法人「青雲の森」(益幸代理事長)が運営。当初は知的障害者通所授産施設とする方針だったが、運営形態を変更した。

 ホテル時にレストランやお土産店として使われていた部分を活用。駒ケ岳を見渡せる場所に設ける浴室に加え、近年人気の岩盤浴は男性7人分、女性9人分のスペースを整備した。

 さらに、下半身の機能回復に効果がある歩行浴やフィットネスルームを設置。レストランだった部分は、中・高齢の女性をターゲットにしたブティックとする予定で、「昔のように、会話を楽しみながらショッピングできる場にしたい」(青雲の森)としている。

 このほか喫茶、レストランなどを整備する考え。料金は入浴のみが700円、入浴プラス食事で1000円。営業時間は午前10時から午後10時まで。

 青雲の森はまた、オープンに際して知的障害者、身体障害者を従業員として受け入れる方針で、「障害者と同じ目の高さに立ち、働く場を設けることで自立を支援したい」と話している。

 旧ホテルニットー大沼は親会社の日東ライフの和議申請に伴い、98年2月に閉鎖。その後、町が競売にかけるなどして買い手を探したが見つからず、遊休状態が続いていた。

提供 - 函館新聞社



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