中川、峰崎両氏の函館選対事務所も歓喜に沸く
update 2004/7/12 10:30
7人が立候補した参院選道選挙区は、自民党現職の中川義雄さんと民主党現職の峰崎直樹さんが混戦を抜け出し、改選の2議席を分け合った。函館市内の各選挙事務所でも、当選した2陣営は勝利の歓喜に沸き返り、万歳を三唱。一方で戦いに敗れた陣営は悔しさをかみしめ、重い空気に包まれた。
中川さんの道8区支部参院選対本部(函館市梁川町)には、午後8時すぎから選対関係者や支持者約20人が集まり、開票状況を見守った。
関係者は渡島、桧山管内の開票所から知らせが入る度にやきもき。同じ保守層を基盤とする無所属新人の鈴木宗男さんが予想以上の得票を得たとの情報に表情を曇らせていた。
いら立ちが募り始めた同10時5分ごろ、一部のテレビ局が当選確実を報じると、一同大歓声。テレビに向かい万歳三唱し、喜びを分かち合った。佐藤健治同本部長は、「自民党への逆風は強かったが、中川さんが参院議員として必要とされた結果」と笑みを浮かべながらも、「落選された方の得票は真摯(しんし)に受け止めねば。彼らを支持した声を政策に反映していきたい」と襟を正していた。
峰崎さんの選挙事務所(函館市新川町)は午後10時40分すぎ、テレビが「当確」を報じると、支持者約30人から拍手がわき起こった。選対本部長の金田誠一衆院議員が音頭をとり、ビールで乾杯。17日間の選挙戦の労をねぎらった。
事務所には午後8時すぎから、連合渡島地域協議会の渡部正一郎会長や地元の民主党市議、道議らが集まり、戦況を注視。大混戦でなかなか進まない開票状況に、いら立ちを募らせていた。
ライバルの中川さんと議席を分け、民主党2議席の夢は破れたものの、待ちわびた当確に支持者の歓喜が爆発。金田本部長は「年金制度改革とイラク問題に有権者の審判が下された。小泉純一郎首相は自身への批判に対して、謙虚に受け止めてほしい」と、民主党の躍進に気勢を上げた。
提供 - 函館新聞社
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