開票見守る各陣営

update 2004/7/12 10:30

道選挙区

あと一歩に無念の表情 西川陣営
 民主党新人の西川将人さんを支えた党道南総支部の幹部らは、選挙事務所で峰崎さんの支持者らと開票状況を見守った。峰崎さんの勝利に喜びを分かち合いながら、あと一歩まで迫った「議席」を惜しんだ。

 午後10時40分すぎ、西川さんの落選が報じられ、板倉一幸幹事長は「結果は残念だが都市部で健闘し、相対的に民主党の票を上積みできた」と悔しそうな表情。同総支部長の金田誠一衆院議員は「2議席獲得の目標が達成できず残念。ただ保守系2人を相手に、力をつけてきた」と、善戦を振り返った。

出足好調も最後は沈黙 鈴木陣営
 無所属新人の鈴木宗男さんの選挙事務所には午後9時ごろから支持者が集まり始め、10人ほどがテレビの開票速報を見守った。

 同9時半の速報で2番手につけていることが分かると、支持者からは「よし」「いけるぞ」と喜びの声が上がったが、同10時すぎに中川さんが当選確実となり沈黙。同10時40分、最後のいすを峰崎さんが勝ち取ったとの報が流れ、事務所内にはうなり声が響いた。

 「ムネオ再・起・働」道南の会の田中康二事務長は「善戦はしたと思うが、出足が遅かったこともあり、隅々まで声が届かず残念」と悔しさをにじませていた。

追い風要因生かせず… 岡陣営
 共産党新人の岡千陽さんを支えた党函館地区選対本部は、伏木田政義本部長らがテレビの開票速報を注視。年金や自衛隊問題などで「真の野党」を強調し、選挙区で当選に肉薄した1998年の再現を狙ったが、午後10時40分ごろ、各社が2人目の当確を打つと落胆の声が広がった。

 伏木田本部長は二大政党制への移行が大きな争点となった昨年の総選挙では、同党が有権者の選択肢にはなかったと分析。その上で「今回はわが党の政策に一定の関心が集まった。年金問題やイラク派遣など追い風要因も多かっただけに、あと一歩、何かが足りなかったのでは」と話した。

今回の結果今後生かす 山内陣営
 社民党道南支部連合の道下誠幹事長は、山内恵子さんの落選に苦渋の表情。午後11時近く、2人目の当確の一報が入った後、「残念だ。あとは函館市内の目標の1万5000票をクリアできるかどうか」と話した。ただ、「教育基本法改正問題や年金問題の矛盾点を訴えた道南の遊説で、人々は立ち止まり真剣に耳を傾けてくれるなど、手応えは悪くなかった」と振り返り、「一貫する護憲などの政策がどのくらい道南の人々に、特に若者に響いているか気になる」と述べ、今後の活動につなげる意向を示した。


比例区

名前浸透の成果が実る 公明党
 公明党現職の風間昶(ひさし)さん(比例区)の道南の選挙事務所では、午後8時過ぎから支持者約20人が集まり、テレビの開票速報を見守った。

 同8時25分に当選確実の速報が流れた直後はまだ静かだったが、同9時15分に責任者の横山信一道議(函館市選出)や同党の函館市議らが到着、風間さんの名前が書かれた表に横山道議が花を付けると、事務所内に大きな拍手がわき起こった。

 横山道議は風間さんの選挙戦を振り返り「党の支持者以外からも支援をいただくための挑戦だった」とした上で、「非拘束名簿方式を生かし、名前を浸透させることに全力を費やした成果が実った」と、ほっとした表情で話した。

提供 - 函館新聞社



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