参院選きょう投開票、道選挙区7人に審判
update 2004/7/11 14:49
【札幌】第20回参院選は11日に投票、即日開票される。改選数2の道選挙区には現職2人、新人5人の計7人が立候補。保守分裂、民主党の複数候補擁立で混戦の様相を呈する中、6月24日の公示以来17日間、函館市内など道内各地で支持を訴えてきた。年金制度改革、自衛隊のイラク多国籍軍参加、景気・雇用対策などを最大の争点に、小泉純一郎首相が掲げる「聖域なき構造改革」に審判が下される。
道選挙区に出馬したのは、維新政党・新風新人の千代信人氏(40)=会社役員=、共産党新人の岡千陽(ちはる)氏(41)=元札幌市議=、社民党新人の山内恵子氏(64)=前衆院議員=、民主党新人の西川将人氏(35)=元会社員=、自民党現職の中川義雄氏(66)=当選1回=、無所属新人の鈴木宗男氏(56)=前衆院議員=、民主党現職の峰崎直樹氏(59)=当選2回=の7人(届け出順)。
中川氏は9割に相当する200市町村を回り、一次産業の振興を訴え、「北海道新幹線を札幌まで整備する」と与党の党勢拡大の必要性をアピール。
峰崎、西川両氏は政権交代を説き、小泉政権のへの批判を強め、年金改革関連法の説明責任不足や、市場経済を重視する構造改革などの問題点を指摘した。
岡、山内の両氏は二大政党制への危機感を強め、年金問題では独自の改革案を主張。護憲を唱え、イラクへの自衛隊派遣に反対することで第三の立場を明確にした。
鈴木氏は道内の景気回復が遅れている現状から社会資本整備などの必要を訴え、中央と地方を対比させ「地方から声を上げよう」と訴えた。
各候補とも最終盤は大票田の札幌を遊説。最終日の10日は各区をくまなく回り、午後8時まで最後の訴えを繰り広げた。
投票は11日午前7時から午後8時までで、早いところで同8時、大半の市町村は同9時から開票作業に入る。当落が判明するのは道選挙区が12日午前零時前後、比例代表はさらにずれ込み、同日未明になるとみられる。
提供 - 函館新聞社
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