シェンペクス、函館・帯広事務所閉鎖へ
update 2004/7/11 14:49
函館―帯広線の定期便運航を目指しているエアァシェンペクス(本社・札幌市、横山充洋社長)は10日までに、近く函館、帯広両空港事務所を閉鎖する方針を固めた。事業を縮小して再起を図る意向で、12日にも国土交通省に伝え、正式発表する見通しだ。
機材は、鹿部町の副整備基地で管理し、両事務所を閉めることで経費削減を進める考え。当面は経営基盤を安定させ、就航のチャンスをうかがう。従業員の多くが解雇となり、機材管理のための整備工など、最小限のスタッフが残るとみられる。
同社は1997年の設立後、機材変更や申請手続きに手間取るなどし、数回にわたって就航を延期。ことし3月には、6月の就航予定を、機材部品が安定供給できないとの理由で見合わせ、別な機材での路線開設を目指し奔走していた。
だが、度重なるトラブルなどで経営が悪化。就航までの経費削減と顧客確保を迫られていた。
従業員数は昨年12月時で約40人。函館、帯広、鹿部のほか、札幌に本社と札幌支店(丘珠空港内)を構えている。3月の時点では、同路線を米国製双発プロペラ機「ビーチ1900D」(19人乗り)2機で、1日3往復運航する計画だった。
提供 - 函館新聞社
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