夜景診断の結果まとまる
update 2004/7/10 22:57
函館市が東京のデザイン事務所に委託していた「函館市夜景診断」の報告結果がまとまり、新規街路灯の設置や、市内北側からの「裏夜景」を見られる眺望地点の整備について提言がなされた。市は、診断結果を参考にしながら、整備方針を決めたいとしている。
夜間景観の現状把握と今後の環境整備を探る目的で実施。調査は、世界的な照明デザイナーの石井幹子さんのデザイン事務所が行った。
函館山から見た現在の夜景は、1980年と比べ光の量は増加していると分析。一方で、光の「点」が細かく散らばって見えていたのが、ビルやマンションなどの増加で、光の「面」として見える場所が多くなったと指摘している。
「裏夜景」のビューポイントとしては、桔梗農道と東山町のゴルフ場を推挙。ただ、桔梗農道は周囲が優良農地で、眺望地点としての施設整備が難しく、同ゴルフ場も、民間施設であり、使用条件やアクセス道路の整備などに調整や検討が必要とした。
世界3大夜景の2都市(香港、ナポリ)との比較では、函館はまちの両側に海があり、ほぼ中央に夜景が映し出される点が優れていると評価。低層建築物が多く、街路照明が大きな構成要素になっていることも特徴的としている。
提供 - 函館新聞社
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