28日から函館の写真など展示の「博物館電車」ウラジオに登場
update 2004/7/9 10:15
ロシア文化省主催の博物館コンテストで、市立函館博物館が同国の博物館などと共同で提案した「路面電車の博物館化」が、教育的プログラムの部門で選ばれ、実現する運びとなった。28日から10月ごろまで、同国ウラジオストクを、函館の写真や歴史的資料を展示した「博物館市電」が走る。函館市は「まちの大きなPRになる」と歓迎。提案したまちとして、函館でも「博物館電車」を走らせられないか検討することにしている。
市立函館博物館、ロシアの沿海地方国立アルセニエフ博物館、ロシア極東国立工科大学が共同で立案。応募のあった約460点の中から選ばれた。
博物館化する電車は1両で、車内には、函館博物館がアルセニエフ博物館に寄贈した、函館とウラジオストクの歴史的写真などを展示。外装は、はこだてクリスマスファンタジーの“名物”ともなっている「電飾電車」とする。安全な配線方法などは、函館側がノウハウを提供した。
運行開始の7月28日は、2002年に両博物館が姉妹提携した日で、記念イベントも実施。「博物館市電」の乗客に函館港まつりのうちわや豆しぼりなどをプレゼントする。
函館市と市教委などは、これを機に、市電の1台を博物館化することを検討。「ウラジオストクの歴史的写真の展示などを含め、早急に、何ができるのか考えたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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