歴まち商店街が「国土交通相表彰」記念し祝賀会

update 2004/7/9 10:13

 【江差】江差町歴まち商店街協同組合(室谷元男理事長)が、国土交通省主催の第22回まちづくり月間で「国土交通相表彰・まちづくり功労者賞」を受賞したことを記念する祝賀会が7日、同町姥神町にある「壱番蔵(いちばんぐら)」で開かれた。組合員や街並み景観の整備などを担当した町、桧山支庁の職員ら約50人が出席し、受賞を祝った。

 主催者の平沼栄二桧山支庁長が「街並み整備などのハード事業は終了した。買い物客や観光客を増やすソフト事業の充実に向けて努力を続けてほしい」と祝辞を述べた。

 室谷理事長は「江差の歴史を守り、育て、作るため、自分たちの身の丈に合った『ヒューマンスケール』を合言葉に活動してきたことが評価されたことは身の余る光栄」と、喜びを語った。

 今後の事業展開について、同理事長は「姥神大神宮を草創した折居姥や江差追分の始祖・佐之市をテーマにした、手作りのミニテーマパーク作りなどを通じ、商店街の魅力をさらに高めていきたい」と意欲をみせた。

 祝賀会では、濱谷一治町長の音頭で祝杯を上げた。参加者は、組合の歩みを記録したビデオ映像などを見ながら、思い出話に花を咲かせていた。

 同組合は、道や町と連携して「いにしえ街道」を中心とする歴史的な景観整備に尽力。「江差いにしえ夢開道(ゆめかいどう)」などのイベント開催や古い米蔵を利用したイベントスペース「壱番蔵」の運営、各店舗のウインドーを利用したギャラリー設置など、さまざまな事業を展開している。

提供 - 函館新聞社



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