野外劇、あす開幕に向け総練習

update 2004/7/8 10:11

 国の特別史跡五稜郭を舞台に9日午後7時半から開幕する市民創作・函館野外劇の第17回公演に向けて7日夜、総練習(ゲネプロ)が行われた。技術スタッフ、キャストら約250人が参加し、本番に向けて士気を高めた。

 今年はプロの演出家によるリニューアル2年目。大筋の内容は昨年と変わらないが、黒船の来航や第2次世界大戦のシーンをよりコンパクトにしたほか、五稜郭の築城シーンで、バレエの踊りを復活させるなどした。

 総練習では、本番通りに1時間半の舞台を上演。「船を早く出して」「列をそろえて」などプロジェクトチームからのチェックが飛び交う中、レーザー光線や炎、煙をなど使った演出が行われ、本番さながらの迫力ある場面が展開された。

 同野外劇を運営する市民創作「函館野外劇」の会によると、6日現在、観劇の団体予約の受け付け状況は10団体978人で、昨年の全公演実績511人を上回る状況。輪島幸雄理事長代行は「函館野外劇は函館のダイナミックな歴史が繰り広げられ、外部からも高い評価を受けている文化活動。ぜひ多くの方に見ていただき、外に向けたアピールに協力していただければ」と来場を呼びかけている。

 今年の野外劇の上演日は、9日のほか、10、16、17、23、24、30、31、8月6、7日で、いずれも午後7時半から。少雨決行。

 入場料は大人2000円(前売り1800円)、中学、高校生1000円(同900円)、小学生500円(同400円)。市内各プレイガイドなどで扱っている。問い合わせ同会事務局TEL56・8601。

提供 - 函館新聞社



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