中華会館オープン
update 2004/7/8 10:10
函館中華会館(函館市大町1)の一般公開が今年も始まった。中国・清朝時代の建築様式を伝えるれんが造りの外観をはじめ、趣ある内装、調度品、ランタン(宮灯)などを訪れた市民や観光客、修学旅行生らが熱心に眺めている。
1910(明治43)年、函館在住の華僑が資金を出し合って建設した。くぎを一本も使っていない純中国式の建物で、建築当時の姿のままで現存する中華会館としては日本唯一。2001年には、国の登録有形文化財に指定されている。
館内中央には、三国志の英雄、関羽をまつった関帝壇があり、四隅に部屋が配されている。朱の漆塗りの天井からは、絹とガラスのランタンがつるされ、各部屋には建築当時、中国から運ばれたテーブルやいす、掛け軸、つぼなどが置かれている。
同館では、来場者のために案内テープを作り、今季から館内で流している。
一般公開は10月12日まで。開館時間は、午前9時から午後5時。入館料は、大人500円、高校生300円、小中学生200円。
提供 - 函館新聞社
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