風雪工房が陶芸工房見学できる喫茶店をオープン
update 2004/7/7 14:04
陶芸の「風雪工房」(釣谷まゆみ主宰、函館市入舟町5)はこのほど、工房の隣接地に喫茶店「キッチンふうせつ」をオープンした。工房と喫茶スペースを隔てる壁にガラスをはめ、来店者が工房の様子を随時見学できるのが特徴。店内では、工房で作られた作品が使われており、生徒にとっても良い刺激になっている。
同工房は1992年、釣谷さん(48)が自宅隣に作った。現在、生徒20人が釣谷さんのもとで陶芸を学んでいる。
喫茶店の開設は、食事する場所がほしいという地域住民の声を耳にしたのがきっかけ。いとこで調理師の釣谷眞佐子さん(62)を東京から呼んで調理部門を手伝ってもらいながら、工房運営と並行して喫茶業務に携わっている。
店内には、釣谷さんの公募展入選作品や、生徒が制作した食器など、約150点の作品を常時展示。料理や飲み物を出す陶器もすべて工房で作ったもので「食器ごと買っていく人もいる」という。
店内からは、ガラス越しに工房の様子を眺めることができる。このため、陶芸に興味を持ち作り方などを質問してくる人がおり、体験陶芸も受け付けている。
工房の生徒にとっては、作陶の様子を見られる緊張感や作品を買ってもらう喜びが新たに生まれ、「以前にも増してすごく張り切ってものを作っている。励みになっているようだ」という。
提供 - 函館新聞社
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