あす七夕、 渡すお菓子年々高額化
update 2004/7/6 10:06
7日の七夕を目前に控え、函館市内や近郊のスーパーや生花店では、追い込み商戦がヤマ場を迎えている。ササや七夕飾り、七夕用の菓子など定番商品を店頭に並べ、最後の売り込みに懸命だ。子どもたちに人気の菓子は一部で高値傾向にあり、単価の高い商品に力点を置き、品ぞろえの充実を進めている。
「ろうそく一本ちょうだいな」でおなじみの子どもたちの訪問だが、北海道スーパーマーケットダイエーは「ろうそくを渡す家庭は年々少なくなり、最近では菓子だけの家庭が大半を占める」と語る。
スーパー魚長の売れ筋の菓子は、30個入りコーンスナック(300円)で、「2袋買い、1人に2個渡すのが一般的。30人分くらいを用意する家庭が多い」という。
また、一袋40円のスナック菓子や160ミリリットル「の缶ジュース(50円)を渡す家庭も5年ほど前から増えている。七夕の菓子としてはちょっぴり高めの商品が人気で、同店は「大野町など郊外の住宅地で年々高額化の傾向にある。少子化の影響で配る子どもの数が少なくなったからでは」とみている。
子どものいる家のほとんどは6日までにササを用意し、玄関先に飾るという。ササは150―300円ほどで、長さは2―3メートルが主流だ。中島廉売(函館市中島町)の畠山生花店は、5日からササと飾りを店頭に並べた。さまざまな色、デザインがあり、価格は100円から。「6日の夕方が一番にぎわう」という。
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回る範囲は校区内で
市内の小学校では、家々を回るときの注意点を児童に指導している。回る範囲は校区内が一般的。本通小学校では、時間は午後5時から同8時までで、1、2年生は保護者と一緒に、3年生以上は3人以上で歩く。基本的にササなどの七夕飾りをしている家を訪れ、現金は断わるように指導している。
提供 - 函館新聞社
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