コンサドーレ札幌、京都に敗れ14連敗

update 2004/7/5 10:12

 サッカーJ2第21節は4日、函館市千代台公園陸上競技場で、コンサドーレ札幌と京都パープルサンガが対戦。札幌は後半、押し込む場面もあったが、わずかなスキを突かれて2点を許し、0―2で敗れた。スタンドを埋めたサポーターの声援に応えることができず、引き分け3試合を挟んで14連敗となった。

 前半を0―0で終えた札幌は、後半からFW堀井岳也選手を投入。立ち上がりからリズムをつかみ、堀井選手や相川進也選手、和波智広選手らが何度かゴール前で好機を作った。しかし、詰めを欠いた攻撃でゴールを割ることができず、逆に64分に崔龍洙選手の先制シュートを許すと、82分には、五輪代表候補の松井大輔選手に決められた。

 スタンドには、勝利を信じるサポーターが声援を送り続けたが、またしても勝利はお預けとなった。
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 1年ぶりに行われた函館での公式戦には、約6000人が詰め掛け、声援を送った。勝利を手にすることはできなかったが、12番目の選手たちは、最後までチームとともに戦い抜いた。

 青空が広がる中、千代台公園陸上競技場周辺には、午前中から赤と黒のユニホームを着たサポーターが続々と集まり開門を待った。13連敗中と低迷するチームのムードを盛り上げようと、試合開始前からスタンドは「札幌、札幌」の大合唱。数多くの旗が振られ、選手たちを後押しした。

 何度か訪れたチャンスには、大歓声が上がりスタンドの盛り上がりも最高潮に達したが、試合に敗れると、ため息が漏れた。

 それでもサポーターに頭を下げる選手たちに、スタンドからは、健闘をたたえる拍手。函館ジュニオールでサッカーをしている浜野浩次君(中央小6年)は「選手たちはかっこよかった。将来はサッカー選手になりたい」と負け試合にも満足した様子。網走市から応援に来た会社員、中川雅裕さん(39)は「内容は評価できるのであとはフォワードが点数を取ってくれるだけ。次からも応援します」と話していた。

 柳下正明監督は「力の差はそれほどないのにこの成績は情けない。選手たちはまだまだやれるはず」と、今後の巻き返しを誓っていた。

提供 - 函館新聞社



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