江差かもめ島まつり盛り上がる

update 2004/7/5 10:11

 【江差】江差に夏の訪れを告げる「第51回江差かもめ島まつり」(江差観光コンベンション協会主催)が3、4の両日に開かれた。祭り初日の3日には「江差音頭千人パレード」が催され、真夏を思わせる熱気の下で、祭り気分を最高潮に盛り上げた。4日には第26回全道北前船競漕(きょうそう)大会が江差港南ふ頭で開幕。男女合わせて43チームが水上での熱い戦いを繰り広げた。

 「千人パレード」は、1000人近い踊り手が、午後4時すぎに新地町の繁華街をスタート。色とりどりの鮮やかな浴衣姿で、優雅な踊りを披露しながら、かもめ島までの約1時間の道のりを練り歩いた。

 各町内会が見せる一糸乱れぬ熟練の踊り姿や、青と赤のいなせな浴衣を身に付けた、江差高3年生による元気いっぱいの踊りが、沿道の見物客を大いに魅了していた。

 時を同じくして、江差のシンボル・かもめ島の入り口にある、高さ約10メートルの「瓶子岩(へいしいわ)」では、漁業の安全と繁栄を祈る「大しめ縄飾り」が執り行われた。長さ約30メートル、重さ約300キロもある大しめ縄を、身を清めた下帯姿の若者たちが絶壁にめぐらせた。若者たちは炎天下、険しい岩肌に取り付き、緊張した面もちで飾り付けを続けた。

 4日午前9時に開幕した「北前船競漕大会」には、町内外から男性30チーム、女性13チームが出場。1周約160メートルのコースで、打ち鳴らすドラに合わせた力強い掛け声とともに、激しい水しぶきを立てながらスピードと操船の腕を競った。女性チームは、おそろいのユニホームやセーラー服などのコスチュームで参加し、会場を沸かせていた。

 男性の部は「一心」(小間均代表)が1分25秒で優勝。女性の部は上ノ国町の「滝沢レディース」(滝本鶴美代表)が1分44秒で制した。

 かもめ島では、厳島神社のおみこしの海上渡御や、演歌歌手の成瀬昌平さん、水森かおりさんの歌謡ショーも催され、大勢の観衆でにぎわった。

提供 - 函館新聞社



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