ギリヤーク尼ケ崎さん１８日に函館で公演

update 2004/7/4 13:35

　函館出身の大道芸人、ギリヤーク尼ケ崎さん（７３）=東京都在住=の青空舞踊公演が、ことしも古里で行われる。１８日に大門祭会場となるはこだてグリーンプラザ（函館市松風町）で開かれるほか、２１日には森町の青葉ケ丘公園でも開催。４月の米国ニューヨーク公演も終え、新たな気持ちで地元公演に臨む。

　ギリヤークさんは、１９６８年から街頭公演を始め、世界各地の街角で大道芸を披露してきた。青森の津軽民謡を題材に創作した、全身で激しく表現する踊りで知られている。昨年は、青空舞踊３５周年を記念した記録映画「鎮魂の舞」を完成させ、各地で上映会を開いている。

　４月には、ニューヨークで「鎮魂の舞」上映会と舞踊公演を開催。同時テロの現場となった世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」近くでも踊りを披露し、犠牲者に供養の舞をささげてきた。

　今回の古里公演では、「念仏じょんがら」「じょんがら一代」など、おなじみの演目を披露する。ギリヤークさんは「函館はじめ道内地方の皆さんに見てほしい。力いっぱい踊りたい」と話している。

　公演は、はこだてグリーンプラザが１８日午後２時（雨天時は１９日）、青葉ケ丘公園が２１日午後５時（同２２日）から。入場無料。

提供 - 函館新聞社

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