市役所に折り鶴コーナー設置

update 2004/7/2 10:33

　函館市は１日、平和への願いを込めた「折り鶴コーナー」を函館市役所１階市民ホールに設置した。誰でも自由に折ることができ、集まった折り鶴は８月に広島、長崎両市で開かれる平和祈念式典にささげる。

　市の「核兵器廃絶平和都市推進事業」。２３日までコーナーを設け、平和の祈りを込めた折り鶴を市民から募集している。折り鶴は広島、長崎に派遣される市内の中学生が、平和祈念式典に持参する。

　期日前投票で市役所を訪れた市内宮前町の主婦、江口佐恵子さん（７２）は「平和を願っています」。色鮮やかな折り紙を、器用な手さばきで鶴に仕上げ、平和の尊さをかみしめていた。

　同事業では８月２日から６日まで、同ホールで「原爆パネル展」を開催。同６日に市電湯の川―谷地頭間で無料電車「平和号」を運行するほか、同２２日にはサン・リフレ函館で、被爆体験者の講演会など「平和のつどい」を企画している。

提供 - 函館新聞社

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