「函館の活性化になれば」 函館バスが定期観光ツアー試乗会

update 2004/7/1 10:11

　函館バス（本社・函館市高盛町、寺坂伊佐夫社長）は３０日、７月１日から運行する、市内の新選組ゆかりの地や観光地を巡るバスツアーの試乗会を開いた。旅行代理店職員など約３５人が参加し、五稜郭公園や碧血（へっけつ）碑など市内１２カ所を半日かけて回った。

　出発前に寺坂社長が「１８年ぶりの定期観光路線が函館活性化の起爆剤になれば」とあいさつ。バスは午前８時にＪＲ函館駅を出発した。

　市内のさまざまな観光地を回り、日乃出町のテーマパーク「土方啄木浪漫館」では、建物に隣接する啄木木小公園と大森浜の景色を堪能。西部地区でソフトクリームを味わい、若松町の土方歳三最後の地碑で締めくくった。

　函館観光に訪れ、飛び入り参加した群馬県の主婦、佐々木洋子さん（６８）は「個人で歩くより無駄なくいろいろな所に行けた」と満足そうに話していた。

　同バスは毎日午前８時に同駅前を出発。料金は大人２５００円、小学生以下１５００円。問い合わせは同社TEL５１・３１３６。

提供 - 函館新聞社

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