函館工業高校工業化学科２年生４１人全員が乙種四類危険物取扱者合格

update 2004/7/1 10:11

　函館工業高校（寺下征夫校長）の工業化学科２年生４１人全員が、国家資格の乙種四類危険物取扱者を取得した。合格率２５％の狭き門を１年がかりで突破した生徒たちは、喜びを分かち合っている。

　資格を取得すると、ガソリンや灯油といった石油製品などを取り扱う事業所の責任者に就くことができ、同校では近年、資格取得に積極的に取り組んでいる。

　試験は年間４回実施しており、昨年５月の初挑戦から今年５月の試験まで１年がかりで全員が合格した。目標を達成したクラス委員の佐藤孝人君は「みんな必死になって勉強してきたのでうれしかった。これでみんな同じ」とにっこり。担任の荒井諭教諭は「１年かかったけどハードルをひとつ越えた」とほっとした表情で話している。

　日ごろの授業に加え、補習や自宅学習などそれぞれの頑張りが実を結んだ結果に、佐藤君は「今回の全員合格でみんな自信がついた。これからも団結力を高めていきたい」。荒井教諭も「今後の就職や進学につながっていけば」と生徒の頑張りに期待している。

提供 - 函館新聞社

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