追分カード好評 地元に幅広く浸透

update 2004/7/1 10:10

 【江差】江差町内63の加盟店が売り上げの2%を消費者に還元する「追分カード・えさし」のポイント発行高が、昨年5月の発行開始から1年間で、当初計画を大幅に上回る約2694万円に上ることが分かった。カード発行元の「追分カード・えさし会」(打越東亜夫理事長)では、「カードが地元に幅広く浸透し、町外への購買力流出に歯止めをかけていることが実証された」と、カード効果に自信を深めている。

 26日に開かれた、同会の第1回通常総会で報告された。

 同会では各加盟店の売り上げ実績から、昨年度のポイント発行目標を約700万円と見込んでいた。だが、昨年9月の時点で計画を300万円上回る1000万円を達成。1年間での発行高は、加盟店で利用できる商品券の販売額を含め、当初計画の約3・8倍に上る約2694万円に達した。

 打越理事長は「厳しい経済情勢の中、町内の購買力は横ばい状態を維持している。カード発行が低下を防いでいる」と、カードの発行効果を強調。来賓で出席した濱谷一治町長も「カード発行は商工振興の重要な柱。取り組みが確かな形で見えてきた」と評価した。

 総会では、本年度のポイント発行高2400万円と見込み、総事業費を3297万3000円とする本年度事業計画案を承認。本年度も加盟店の売り出しセール(8月)や消費者参加型の温泉旅行(10月)、現金つかみ取り(12、1月)などの還元イベントを開催する。

 同カードは、購買力の町外流出に歯止めをかけようと、町内の大型店も参加して昨年5月に発行を開始。買い物100円につき2円のポイントを還元。買い物額が3万5000円に達したカードは、額面500円の金券として小売店や飲食店など63の加盟店で利用できる。

提供 - 函館新聞社



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