市保健所、保菌者2人確認/サルモネラ検便で衛生管理呼び掛け

update 2004/6/30 10:05

 市立函館保健所は29日、函館市内のホテル・旅館の調理師らに実施していたサルモネラ菌検便の結果を発表した。87施設1458人に実施したうち、2施設2人の保菌者を確認しており、同保健所は各施設に衛生管理の徹底を促している。

 市内宿泊施設のサルモネラ菌食中毒多発を受け行った調査で、保菌者の実態を把握するのが狙い。1―25日に函館ホテル旅館協同組合や函館湯の川温泉旅館協同組合の加盟施設などを対象に、調べていた。

 保菌者には抗生物質を投薬しており、1週間から10日間で治療を終える予定。2人は配ぜん係や洗い場担当者で、調理を行わないことから、仕事は継続している。

 同保健所は、各施設に手洗いなどの衛生管理を徹底させるほか、定期的に検便を行うよう指導しており、「民間の医療機関も利用し、月に1回は検便を」と話している。

提供 - 函館新聞社



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