仁山で車いす登山 力合わせ難関クリア
update 2004/6/27 13:33
【七飯】車いす利用者の山登りをサポートする車いす登山(同実行委員会主催)が26日、七飯町内の仁山で行われた。ボランティアグループの会員など約100人が4台の車いすをけん引、車いす利用者とともに登山の喜びを分かち合った。
同登山は、1995年に駒ケ岳で試験的に行なったのが最初。以後駒ケ岳が噴火し、登山の禁止が続いたため、99年から仁山で実施している。
この日の車いすの登山者は横濱たい子さん(55)ら4人で、1人につき約20人がサポート。車いすにさらしのロープを取り付け、車いすを押す人、ロープを引っ張る人など、役割分担しながら山道を登った。
車いすでの通過が困難な険しい道もあったが、その都度、みんなで協力しながら難関をクリア。一行は1時間ほどで山腹の広場に到着した。
その後、全員でジンギスカンなどの食事をしたり、ゲームをするなどして楽しいひとときを過ごした。
横濱さんは「みなさんに親切にしてもらい楽しかった。登山の途中で見えた大沼がきれいだった」と笑顔。サポートボランティアに初めて参加した道家麻美子さん(28)は「周りの人と協力しながらうまくサポートできたと思う。人への気配りという点でも貴重な経験になった」と話してした。
提供 - 函館新聞社
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