全道理容技術大会で道南勢活躍

update 2004/6/27 13:32

 21日、小樽市で開かれた理容技術の全道大会で、道南勢が上位を独占する活躍を見せた。一般の理容師で争う第1部門・クラシックカット&スタイルでは、安藤繁樹さん(函館・スキルカンパニーロネッツ)が優勝し、2位に吉田哲朗さん(上磯・理容美容よしだ)が続いた。第3部門の全理連ニューヘアー「輝倭美」でも、菅原洋治さん(函館・ゼロワン)が2位に。安藤さんら3人は10月に名古屋で開かれる全国大会に出場する。また、学生の部では、函館理美容専門学校から小山内一真さんが優勝するなど4人が好成績を残した。

★一般部門入賞の3人 全国での活躍誓う

 全国行きを決めた安藤さんら3人は「うれしいです。ほっとしています」と喜びを表した。店は違うが、勤務終了後一緒に練習するなど、ライバルでもあり同じ志を持つ仲間だ。

 昨年に続く全国切符の安藤さんは「レベルの違いを痛感した」と、大舞台での雪辱を誓い一念発起。吉田さんと菅原さんも昨年の全国切符を逃した悔しさをバネに励み、大会でその腕を存分に発揮した。

 安藤さんは「追われる立場でプレッシャーはあった」と打ち明かし、吉田さんは「昨年は周囲の期待を裏切る結果だったので今年は絶対決めるつもりでした」。

 全道の大会前までスランプだったという菅原さんは「2位という結果に満足はしていないが、うれしい」と全国切符獲得を素直に喜ぶ。

 2000年の全国大会で優勝した、北理環函館支部教育委員の安藤聡さん(スキルカンパニーロネッツオーナー)は「全国でも十分通用する力を持っている。一生懸命練習することで、自信につながっていく。上位を狙ってほしい」と激励する。

 3人は「出るだけでは終わりたくない。入賞、さらには優勝を狙いたい」と新たな目標を掲げ健闘を誓っている。

★函館理美容専門学校生たちも大健闘

 学生部門では、優勝の小山内さんに続き、田中雅之さんが2位、柳原俊介さんと菅原啓太さんが敢闘賞を受賞と、同専門学校から送り出した4人全員が賞を取った。

 学生部門は2002年から行われている種目で、同校は3年連続で優勝者を出すという快挙を達成。小山内さんは「先輩が築いたこれまでの好成績をストップさせたくなかった。プレッシャーはあったが優勝できて良かった」と笑顔を見せる。

 指導する大西忠彦さん(総務主任理容主任)は「練習量がものをいった。先輩が残してくれた作品や技術をしっかり学んでくれた」と4人に拍手を送る。

 4人とも競技会出場は初めて。規定時間の30分以内でカットと整髪をする競技だったが、「手が震えるほど緊張した」「普段通りできた」などとそれぞれ振り返る。

 来年2月の国家試験合格、さらに一流の理容師を目指している4人とって励みとなった成績だった。

提供 - 函館新聞社



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