高校生ものづくりコンテストで函館工業生徒が最優秀と優秀賞受賞
update 2004/6/26 13:09
第4回高校生ものづくりコンテスト北海道ブロック大会の橋りょう部門が25日、函館工業高校で開かれ、同校土木科の小林亮介君(3年)が最優秀賞に選ばれた。同科の川村徹君(同)も優秀賞を獲得し、函工勢が上位を占めた。小林君は、10月に広島県で開催される全国大会に出場する。
大会には、道内6工業高校から12人が出場。最大2時間半の間にオリジナルの橋を作製。完成度や耐久性、技術度など6項目を審査対象に得点を競った。
最優秀賞の小林君の作品は、アーチ型の橋を作製。両わきの大きな曲線が特徴で、見た目にもソフトな印象。「橋を通った人が温かい気持ちになれるように」との思いを込めてデザインした。
この日は、土台となる部分にややねじれが生じるなど、完ぺきな出来とまではいかなかったが、ライバルの川村君をかわしての最優秀賞に「うれしいです」と笑顔。昨年の大会では、優秀賞とあと1歩で全国大会出場を逃していただけに、1年越しの目標も達成した。
全国大会に向けては「構造を工夫してもっと頑丈にする」と話しており、改良に取り組み上位を狙う。
一方の川村君は、今回が大会初出場。直線を基本に「ごつごつ」した力強いイメージの橋を作製した。「昔の橋はこういうものだったのではと思った」とベーシックな形を追求した。
初出場にも「コンテストが始まってから緊張はなかった。最優秀が欲しかったけど、優秀賞もうれしい」と納得の表情を見せていた。
個性は正反対だが、将来は「橋を作ってみたい」と口をそろえる2人。今回の受賞をステップに、目標に向かって進んでいくつもりだ。
提供 - 函館新聞社
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