江差新規就農研修第一期生6人の研修生活がスタート

update 2004/6/26 13:07

 【江差】江差町農業担い手育成協議会(澤口辰雄会長)が、イチゴの栽培技術や農業の経営管理を教える「新規就農トレーニング営農モデル団地」の第1期研修生・3組6人が決まり、2年間の研修生活がスタートした。24日には、町農業管理センターで、指導に当たる地元の農業関係者らによる歓迎会が行われ、参加者全員が研修の成功を誓い合った。

 研修生は、札幌市出身のaオ西隆行さん・さゆみさん、函館市出身の冨樫大輔さん・恵理さん、小樽市出身の中嶋咲子さん・香里さんの3組6人。いずれも農業は初めて。6人は家族と町内に住み、2年間にわたり同団地(同町鰔川)で、高い収益が得られる「高設イチゴ栽培」の技術を中心に生産から出荷、経営ノウハウを学ぶ。

 歓迎会で6人の研修生は「皆さんの指導を受けて頑張ります」「頑張っておいしいイチゴを作れるようになりたい」と研修への意欲をみせた。

 澤口会長は「皆さんと接して、夢とロマンを抱き、この地に入植した先人を思い浮かべた。都市と農村の懸け橋として頑張ってほしい」と激励。濱谷一治町長も歓迎の言葉を述べた。

 研修で指導役を務める、佐々木高行・檜山南部地区農業改良普及センター所長は「皆さんが立派な旅立ちを迎えられるよう全力でサポートしていきます」と述べ、研修の成功を誓い合った。

 同センターが技術面、JA新はこだてが経営面での指導を受け持つ。研修修了後は、原則、同町内に定住して農業をスタートする。研修から営農を通じて町、支庁、農協、地域の農家が一丸となってサポートする取り組みは道内初。農業後継者の養成や新規就農者の定着を長期的な目標に掲げている。

提供 - 函館新聞社



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