色柄、素材多彩に200点 和布の佐藤商店人気

update 2004/6/23 10:07

 着物の布や古布の良さが見直される中、さまざまな種類の和布を扱う「佐藤商店」(函館市深堀町23)が、手芸を楽しむ女性たちの間でひそかに人気を集めている。

 同店は昨年11月、西尾美栄子さん(55)が自宅の一室を改装してオープンした。大島つむぎ、ちりめん、かすりなど、約200種類の和布を扱っている。

 着物を洗ってほどき、アイロンをかけ、使いやすい大きさにして並べている。色柄、素材もさまざまで、手で触って布の感触を確かめてから購入する人も少なくない。

 西尾さんが手作りしたバッグや名刺入れなどもあり、パッチワーク愛好者、和布で小物や服を手作りする人をはじめ、流行に敏感な若者などの来店もあるという。

 店を始めてから、和布の奥深さを再認識したという西尾さん。自宅に眠る着物を店に持ち寄る人もおり、商売とはいえ、“布の橋渡し役”を務めているとの自負も。24日からは、同市金堀町2のカレー店「サングリア」でも和布と小物を展示することになっており、「これからも和布の魅力を広げていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです