函館市議会合併特別委、関連4議案を可決

update 2004/6/22 10:19

 函館市議会は21日、市町村合併調査特別委員会(岩谷正信委員長)を開き、付託されている戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町との合併関連議案4件を、賛成多数で可決した。議案は25日の定例市議会本会議で可決される見通し。

 合併議案は道に廃置分合を申請する内容で、4町村の財産処分、議会議員の在任特例、定数特例、地域審議会の設置が盛り込まれている。

 質疑では高橋佳大委員(共産党)が「コミュニティーとしての自治体が失われていくと危ぐしている。住民参加を考えればある程度の狭さが必要」と反対を表明。岩谷委員長を除く委員9人で採決し、賛成8、反対1の賛成多数だった。25日の定例会本会議では共産党を除く賛成多数で可決される方向だ。

 既に戸井町が議会議決を済ませており、恵山、椴法華、南茅部の3町村は22日開会の定例町議会で可決される見通し。5市町村は7月に道へ廃置分合を申請し、10月の道議会議決を経て、総務相に届け出る。11月上旬の総務相告示で手続きが終わり、12月1日に新「函館市」が施行する運びだ。

提供 - 函館新聞社



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